MentimeterとSlidoはどっち?料金・機能・日本語対応で選ぶ【2026年版】
「MentimeterとSlido、結局どっちを使えばいいの?」——どちらも参加者がスマホから投票・質問できる定番ツールで、機能も一見よく似ています。ざっくり選ぶ基準はシンプルで、**Q&A(質問を集めて賛成票で並べる)が主役ならSlido、投票やワードクラウドなどビジュアルの見せ方が主役ならMentimeter**です。ただ実際の会場では、無料プランの上限・PowerPointやTeamsとの連携・料金体系・そして日本語対応が効いてきます。この記事では両者の違いを機能ごとに切り分けたうえで、あなたのイベントがどちら向きかをケース別に判断できるように整理します。日本語の会場で年に数回だけ使うなら、両者とは課金の形が違う第三の選択肢も最後に触れます。
・投票やワードクラウドの見た目・作りやすさが中心ならMentimeter
・無料枠は設計が逆。Slidoは1イベント100人だが投票3つ/クイズ1つまで、Mentimeterは月50人までだが投票数は無制限
・PowerPoint・Teams・Webexと深く連携したいならSlido(Cisco所有)。どちらも管理画面は日本語UIが無い点は共通
MentimeterとSlidoの主な違い
結論:Q&A中心ならSlido、投票・ワードクラウド中心ならMentimeter
MentimeterとSlidoは、どちらも参加者がスマホから匿名で投票・質問できる参加型ツールです。機能表を並べるとよく似て見えますが、設計思想の重心が違います。Slidoは「質問を集めて、賛成票(upvote)の多い順に並べて答える」Q&Aを軸に作られており、タウンホールや全社会議、カンファレンス、ウェビナーのように聴衆の疑問をさばく場に強い。一方Mentimeterは、投票結果やワードクラウド、散布図といったビジュアルの見せ方と作りやすさが評価されていて、プレゼンを盛り上げる用途に向いています(Capterra|SlidoとMentimeterの比較)。
つまり「どちらが優れているか」ではなく、あなたのセッションが何で決まるかで選ぶのが正解です。会の成否がQ&Aで決まる(役員への質問、全社への疑問回収)ならSlido。投票やワードクラウドで場の空気を可視化して見せることが主役ならMentimeter。この軸を先に決めておくと、以降の料金・連携・無料枠の比較がぶれません。
①質問と賛成票で進める会議・ウェビナー→Slido ②投票やワードクラウドで魅せるプレゼン→Mentimeter ③Cisco/Microsoftの会議ツールの中で完結させたい→Slido ④とにかく作りやすく見た目がきれいなのがいい→Mentimeter。
料金プランの違い:無料枠の設計が対照的
両者とも有料は年払いのサブスクが基本で、単月だけ契約するという使い方は想定されていません。まず押さえたいのは、無料プランの上限の付け方が逆だという点です。ここを取り違えると本番当日に「参加者が入れない」「投票がもう作れない」で詰まります。
Slidoの無料プランは1イベントあたり最大100人まで参加できますが、代わりに投票は1セッション3つ・クイズは1つまでに制限されます。対してMentimeterの無料プランは月あたり50人まで(月全体でカウント)で、こちらは投票(質問)の数に制限がありません(AhaSlides|Free Mentimeter Alternatives)。「人数は多いが投票は数個」ならSlido無料、「人数は少ないが投票をたくさん出す」ならMentimeter無料、と噛み合わせが逆になります。
有料に上げると、Mentimeterは Basic が月額11.99ドル、Pro が月額24.99ドル(いずれも年払い)で、Pro以上は年額請求のみです(Mentimeter|Pricing)。Slidoは参加者数で段階が分かれる年払いプランで、上位ほど1イベントの上限人数が増える設計です。金額は改定されることがあるため、数百人規模で使うなら必要な同時接続数がどのプランに含まれるかを公式で必ず確認してください。
年に数回しか使わない場合、有料の年払いは割高になりがちです。まず無料枠(Slido=100人/投票3つ、Mentimeter=50人/月)で足りるかを確認し、足りないなら有料か、使う日だけ払う都度払いのツールを比較対象に入れると判断が早いです。
機能の違い:Q&A・投票・ワードクラウド・クイズで得意が分かれる
機能は重なる部分も多いのですが、「どの機能が磨き込まれているか」に差があります。会の中心に据える機能で選ぶと失敗しません。
Q&A(質問集め)はSlidoが本領
Slidoは質問を集め、参加者の賛成票(upvote)で並べ替える機能が中核です。人気の質問が自動で上に来るので、司会は上から順に拾えばよく、大人数のタウンホールや全社会議でも疑問を効率よくさばけます。Mentimeterにもオープンエンドの質問収集はありますが、賛成票で運営するQ&Aの作り込みはSlidoが一枚上です。
投票・ワードクラウドはMentimeterが美しい
一方、投票結果やワードクラウド、棒グラフ、散布図といったビジュアル表現の完成度はMentimeterが定番として評価されています。プレゼンの流れの中にそのまま差し込んで見せられるため、「聴衆の声をその場で可視化して盛り上げる」用途に向きます。Slidoもワードクラウドや投票に対応していますが、見せ方の華やかさより運営のしやすさに寄った設計です。
- Q&A(質問+賛成票の並べ替え)を中心に回すなら → Slido
- ワードクラウド・投票の見た目と作りやすさを重視するなら → Mentimeter
- クイズで盛り上げたいなら → SlidoはQ&A寄り、Mentimeterはビジュアル寄りで好みが分かれる
- どちらも匿名投稿・QR/コードでの参加に対応(アプリ不要)
連携(Teams・Webex・PowerPoint・Google Slides)はSlidoが優位
見落とされがちですが、既存の会議・スライドツールとの統合は当日の運営を大きく左右します。ここはSlidoに明確なアドバンテージがあります。SlidoはCiscoが所有しており、Microsoft Teams・Webex・Google Slides・PowerPointと直接統合できます。ふだんTeamsやWebexで会議をしている組織なら、いつもの画面の中でそのまま投票やQ&Aを走らせられるため、参加者に別サイトを開いてもらう手間が減ります。
Mentimeterもスライドへの埋め込みやPowerPointとの連携は用意されていますが、CiscoスタックやMicrosoft 365の中に溶け込む深さではSlidoが上です。逆に言えば、特定の会議ツールに縛られず単体のプレゼンとして見せたいなら、この差はさほど問題になりません。自社が普段どの会議ツールで開催しているかを基準に判断してください。
使い分け:あなたのイベントはどっち向きか(ケース別)
ここまでの違いを、よくあるイベントの形に当てはめてみます。自分の会に一番近いものを選べば、迷いはほぼ消えます。
主役はQ&A。賛成票で人気質問を上げるSlidoが向く。Teams/Webex開催ならなおさら。
主役は投票・ワードクラウド。見た目と作りやすさのMentimeterが向く。
Q&Aの運営が肝。SlidoのupvoteとモデレーションでFAQ的に処理できる。
どちらでも可。無料枠の人数(Slido100/Menti50)と投票数の制限で選ぶ。
年払いサブスクが割高になりやすい。都度払いのツールも比較対象に(後述)。
なお、両者を「どちらか一方」に絞る必要は必ずしもありません。Q&A主体の全社会議はSlido、集客セミナーの投票演出はMentimeter、と場面ごとに使い分ける運用もよくあります。ただしその場合、無料枠を2つ管理するより、必要な機能を1本でまかなえるツールに寄せたほうが運営はシンプルになります。
日本語で使うときの注意:どちらも管理画面は英語
日本語のイベントで見落としがちなのが、作り手(運営)が触る管理画面の言語です。結論から言うと、MentimeterもSlidoも管理画面に日本語UIはありません。Slidoの管理画面は英語で統一されており、日本語表示に切り替える機能はありません(NECネッツエスアイ|Slidoを日本語表示で使うには)。Mentimeterも管理画面に設定できるのは英語・ドイツ語・スペイン語・ブラジルポルトガル語の4つだけです。
ただし参加者が見る画面は、どちらも日本語にできます。Slidoは設定から質問・回答画面を日本語表示に切り替えられ、Mentimeterも参加者向けには日本語を含む32言語が用意されています。つまり両者とも「参加者は日本語、運営は英語」という非対称が共通の弱点です。日本語対応の細かい挙動や、翻訳でしのぐ場合の限界はMentimeterは日本語対応してる?管理画面と参加者画面で違う答えで詳しく扱っています。
もう一つ、匿名で言葉を集める以上避けられないのが日本語の荒らし・不適切投稿です。単語リスト方式のフィルタは、ひらがな・カタカナ・伏せ字・当て字で書き換えられると取りこぼしやすく、抜けたものは手作業での削除が前提になります。会場のスクリーンに一度は映る前提で、投影担当を1人立てる・投稿をためてから見せる、といった運用側の備えを併せて用意しておくのが安全です。
「年数回・数百人・日本語」なら第三の選択肢も
ここまでの3点——管理画面が英語であること、有料が年払いのサブスクであること、日本語の荒らしは手作業の削除が残ること——が、日本の単発イベントでいずれも負担になるなら、最初から日本語で作られた都度払いのツールを比べる価値があります。ZENINは、管理画面も参加者画面も日本語で、日本語の不適切な投稿をAIが自動で判定してブロックします。参加はQRのみでアプリもログインも不要、数百〜数千人の同時接続に対応し、料金は7日ぶん1万円(税込)でクレジットカード決済のみ、商談も解約手続きもありません。
もっとも、これも優劣ではなく用途の違いです。海外拠点を含むチームで毎週プレゼンし、TeamsやWebexの中で完結させたいならSlidoの統合が効きますし、テンプレートやビジュアルの豊富さで魅せたいならMentimeterが強い。日本語話者ばかりの会場で、年に数回、数百人規模という条件に絞ったときに、日本語対応と課金の形が噛み合うかで見てください。
Slidoの料金が単発だと割高に感じる理由はSlidoの料金は高い?単発イベントでの見え方に、Mentimeterの日本語まわりの詳細はMentimeterは日本語対応してる?にまとめています。二者で迷ったら本記事の使い分けチャートに戻り、そのうえで課金の形が合わなければ第三の選択肢を検討する、という順で判断すると失敗しません。
あなたのイベントはどっち向き?チェック
「はい」が多い側が、あなたの用途に近いタイプです。
よくある質問
MentimeterとSlidoの一番の違いは何ですか?
設計の重心が違います。Slidoは質問を集めて賛成票(upvote)で並べるQ&Aが中核で、タウンホールや全社会議、ウェビナーのように疑問をさばく場に強い。Mentimeterは投票やワードクラウドなどビジュアルの見せ方と作りやすさが評価されており、プレゼンを盛り上げる用途に向きます。会の成否がQ&Aで決まるならSlido、投票やワードクラウドが主役ならMentimeterを選ぶのが基本です。
無料で使えるのはどっち?参加者は何人まで?
どちらも無料プランがありますが上限の付け方が逆です。Slidoの無料プランは1イベント最大100人まで参加できる代わりに、投票は1セッション3つ・クイズは1つまで。Mentimeterの無料プランは月あたり50人まで(月全体でカウント)ですが投票数に制限はありません。人数が多く投票は数個ならSlido無料、人数は少なく投票をたくさん出すならMentimeter無料が向きます。
日本語で使えるのはどっちですか?
参加者が見る画面は両方とも日本語にできますが、運営が触る管理画面はどちらも日本語UIがありません。Slidoの管理画面は英語で統一され切替不可、Mentimeterも管理画面は英語・ドイツ語・スペイン語・ブラジルポルトガル語の4言語のみです。日本語話者ばかりの会場では「参加者は日本語、運営は英語」という非対称が両者共通の弱点になります。
Microsoft TeamsやPowerPointと連携できるのはどっち?
Slidoが優位です。SlidoはCiscoが所有しており、Microsoft Teams・Webex・Google Slides・PowerPointと直接統合できます。ふだんTeamsやWebexで会議をしている組織なら、いつもの画面の中で投票やQ&Aを走らせられます。MentimeterもPowerPoint連携やスライド埋め込みはありますが、会議ツールへの溶け込みの深さではSlidoが上です。
セミナーで数百人に使うならどちらがいいですか?
会の性格で決めます。役員への質問回収など「Q&Aが主役」ならSlido、ワードクラウドや投票で場を可視化して盛り上げる「ビジュアルが主役」ならMentimeterです。ただし年に数回・数百人・日本語の会場という条件だと、どちらも年払いサブスクと英語管理画面が負担になりがちです。その場合は、管理画面も日本語で使う日だけ払える都度払いのツールも比較対象に入れると判断しやすくなります。
契約不要・クレカのみ・7日ぶん¥10,000。管理画面も参加者画面も日本語、日本語の荒らしはAIが自動でブロック。数百人でも参加はQRだけです。
契約・商談・解約手続きなし。クレジットカード決済のみ。使う日は1日ずつ選べます。